理論的には完璧なマーチンゲール法ですが、いくら勝ってもなかなか利益が上がらないという短所があり、これの克服を狙ったのがグランマーチンゲール法です。
マーチンゲール法の損益の高い回収率を維持しながら、勝ったときの収益を増加させることが、グランマーチンゲール法で可能となったのです。
しかしデメリットもあり、マーチンゲール法に比べて、さらにベット額が増加する傾向が強まっているので、資金の枯渇にはより注意が必要です。
ここでは、マーチンゲール法を改良したグランマーチンゲール法の特徴や使い方などを、解説していきたいと思います。
ローリスクハイリターンを追い求めるプレイヤーの方は、ぜひ参考にしてみてください。
収益が少ないマーチンゲール法の欠点
マーチンゲール法は、負けたときに倍額をベットしていくことで、100%勝てると言われる攻略法ですが、その半面「収益が少ない」という短所もあり、苦労が報われないというイメージがあるのも事実です。
具体的には、スタート時に1ドルのベットで開始したとすると、そのあとに何百ドルを何回も賭けようが、マーチンゲール法の成功後に得られるのは1ドルだけです。
もちろん一度でも勝てば、それまで賭けていた損失分は戻ってくるので問題ありませんが、収益を上げるには、とにかく多くの勝ちを積み重ねる必要があり、長時間のプレイを強いられがちになってしまいます。
収益のために最初のベット額を引き上げるという手もありますが、仮に10ドルにしたとすると、あっという間に100ドルを超え、さらに1,000ドルにも到達してしまい資金枯渇問題に直面してしまうでしょう。
仮に潤沢な資金があっても、各ゲームにはベットリミットという限度額が設けてあり、ベット額の高騰はマーチンゲール法を破綻に導きます。
高い勝率とは相反する収益の少なさが、マーチンゲール法の致命的な欠点なのです。
グランマーチンゲール法の使い方を解説
すでにマーチンゲール法の短所を説明しましたが、これの解決を図った攻略法がグランマーチンゲール法で、より多い収益が期待できます。
具体的には、マーチンゲール法の負けたら倍額をベットするという手法を、倍額プラス1ドルというように変更するのです。
つまり1ドルでベットをスタートさせたとして、負けたら2ドル+1ドルの計3ドルをベットしていく感じで、4回目には14ドル+1ドルで計15ドルというようになります。
ゲームに勝った場合は、ベット額を初期値に戻すのはグランマーチンゲール法も一緒です。
マーチンゲール法を使い慣れていれば、問題なく移行できる攻略法となっています。
これにより、マーチンゲール法の収益が少ないという問題を改善することができるのです。
マーチンゲール法よりも資金問題は深刻化
マーチンゲール法の収益問題を改善したグランマーチンゲール法ですが、その副作用としてマーチンゲール法よりも資金問題が悪化するという問題があります。
倍プッシュ+1ドルをベットしていく訳ですが、たった1ドルと思うとのは大間違いで、マーチンゲール法の「1→2→4→8→10」という流れに対し、グランマーチンゲール法は「1→3→7→15→31」と恐ろしい増加率であることが分かります。
このような傾向からグランマーチンゲール法は小資金でオンラインカジノを遊ぶプレイヤーには、向けていない攻略法と言わざるを得ません。
収益問題を解決する一方で資金問題を悪化させたグランマーチンゲール法を使うかうか、それとも従来通りのマーチンゲール法を使うか、プレイヤーには自分の状況に合わせた判断が求められます。
ベットリミットのリスクがより鮮明に
オンラインカジノで遊べるゲームの多くには、ベットリミットという賭け金の最大限度額が決められていて、これに到達するとそれ以上ベットができなくなります。
グランマーチンゲール法やマーチンゲール法で、予想外に連敗が続くとベットリミットに達して、それ以上攻略法を続けることができなくり、それまでの損失も回収不能となります。
特にグランマーチンゲール法はマーチンゲール法よりも、高い金額をベットしていくのでベットリミットの影響はより顕著となります。
ベットリミットは一律ではなく、オンラインカジノによっても違いますし、ゲームの機種によっても違ってくるので、グランマーチンゲール法を使う前に予め確認して、より高いところを選択することをおすすめします。
まとめ
マーチンゲール法を改良したグランマーチンゲール法で収益問題を克服するやり方を解説してきましたが、参考になったでしょうか?
グランマーチンゲール法は、マーチンゲール法の倍ブッシュに1ドルをプラスしてベットするというやり方なので、マーチンゲール法を使っていた方にも簡単に実践できます。
収益が低いというマーチンゲール法の短所を改善したグランマーチンゲール法ですが、ベット額の高騰が激しという特徴があり、より多くの資金を必要とすることも忘れてはなりません。
つまりベットリミットに関して、より慎重にプレイしていくことがプレイヤーには求められるのです。
これらを把握した上で、自分の資金状態などに合わせてグランマーチンゲール法とマーチンゲール法を使い分けることがおすすめです。